大粒に変わった雪を見て 気まぐれに傘を閉じると 綿のような雪が ぱさぱさと頭を小突いた 初めはその優しさが心地良い気がしたが すぐに雪は溶け 髪を重々しく濡らした 額に雫が伝う頃 私は傘をまた開いた
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