2022-03-28 いつの間にかに いつもの乗り換え駅で降りたはずなのに 見慣れない場所に立っていた 知らぬ間に、1番線から2番線へと 到着するホームが変わったようだ 毎朝なんとなく目の前にあった大きな木はステンレスの車体に隠され 遠く向こうから鳥の鳴き声だけが聞こえた 毎日続くと思っていた日常は 僕の聞こえない所で分岐点のスイッチが押され 電車は有無を言わさず反転した世界まで僕を運んだ 夜テレビをつけると 遠くの国で撃たれたミサイルが花火のように光っていた